長らく口内炎で満足に食べられず、痩せて体力を落とした上に高齢になっておさら不調が増したという・・・口内炎の子のたどる道・・・
もう何匹この口内炎のせいで見送ったか・・・原因もよく分からないし、種に起因する難治性口内炎なので治療法がないという厄介な病気。
免疫疾患は原因究明難しいのに、猫の病気はまだまだ徹底した研究がなされていないのが現状だし・・・人間のように寿命が長くないので、そこまで原因追及はされないのかもしれないね・・・
と、いつもこうやってグズグズ言っては、どうしようもないと自分を慰めております(_ _|||)

マックは2010年に突然現れた子で、小型犬がするような太い首輪をしていた。
飼い猫かもしれないとしばらく様子を見ていたが、マメサブたちの居る草むらの近くに居座って帰ろうとしない。
ああ、これは捨てられたかおうちに帰れない症候群の子だなと思い、かろうじて触れるので見てみれば未去勢・・・
触れるのだけれどかなりビクビクしている、性格なのかな?それとも怖い目にあったのかな?という感じだった。
とにかく保護して去勢し、またマメサブたちと共生してもらおうと緑地に放した。
時々マメサブたちのハウスに行くときについてきていたが、マメたちと遊んでいる間は少し離れた場所でじっと待っているという、とにかくおとなしい子だった。
一度マメサブの近くに寄り過ぎたときに、マメサブがものすごい勢いで追いかけたら、もう必死で逃げていた(笑)
マメサブがえらく逞しくなってるやん!と驚いたのと、マックは大きな体をしているくせになんちゅう弱虫なんや!と驚いたのと・・・あららら、まあまあと一人で大笑いをしてしまったことがあった(爆)
そして翌年の秋の2011年9月、自治会で猫のことをギャーギャーいうおっさん!!(今でもこいつの顔を見るとむかつく!(怒))が、茶色の猫が噛むから処分せなあかんと自治会に出てきて言ったのだ。
え?ひょっとしてマック?と気が付いたけど知らん顔をして、どうしたのか聞いてみた。
すると、噛まれたら怪我をするし狂犬病でも持ってたら危ないとかぬかした!(#`皿´)<怒怒怒怒怒怒!!!
あほか~、狂犬病なんてもう何十年も日本では出てないわい!と思ったけど、それを言っても通じる相手じゃない。
そしてそいつは、私がマックの世話をしているのを知っていた、だから余計嫌がらせで言ったんだけどね。
あらそうですか、じゃあ保護して里親募集をしましょうかととぼけて言ったら、そうするのが遅かったな〇〇さん、と言いやがった!!(怒)
で・・・「え?違いますよ、うっかりどんな猫でも保護したら、逆に窃盗になる恐れがあるから出来なんですよ」と言ったら「えっ?」と驚いていた。
そうだよ、首輪をしているのは出入り自由の飼い猫の恐れがあるから、それを「盗った」ってことになるんだよ!アホのおっさん分かったか!・・・と心の中で悪態をついたけど、窃盗の理由を教えてなんかやるもんか!ですわいな(" ̄д ̄)けっ!
言ったそいつは、今では私と出会うと目を合わせない、だっていつも出会うと睨んでやるんだもんね~!!(爆)
別なおじさんが噛むのを知っていたので聞いたら、撫でていたりすると噛むけど強くは噛まないと言っていた・・・なんだよ!ビビりで怖がりだから、撫でていてもらっても怖くなるから軽く噛むだけじゃないのさ・・・それをあいつは、いかにも噛む狂暴な猫のように言ったんだ!バカヤロー!!
でもこれは通常のケース、猫の嫌いな人は追い払いたいのでこういうことを言うってのは、よくあることだからね。
マックのように臆病な子は、触ってもらっていても段々と触られることが怖くなって思わず噛んでしまう。
それも強く噛まないのに、よく知らない人は「噛まれた」と言うから・・・まあね、噛んだことには変わりはないし、噛まれた理由が分かってないからそう言っちゃうんだけどね・・・
マックは骨格の大きな子で、その上にお肉がつくと巨大猫になると思ったのに、太らないタイプなのかあまりおデブさんにはならなかった。
好き嫌いが激しくて、食べないフードの多かったこと!、だから太らなかったのかもしれないね(笑)
そして臆病で怖がりの原因は・・・マックの様子を見ていての憶測になるけど・・・
子猫の間だけ猫可愛がりして、大きくなるにつれて動きが活発になると困るから叱りだす、そして叩いたりの行動に出る人がいて・・・その上に去勢をしなかったらマーキングをしだすので、なおさら腹を立てると・・・
そしてそのまだ上に、動物たちは危険な食物だと思うとすぐに吐く、その吐く回数が多い子が結構いて、掃除に追われたりする。
マックもよく吐く子で、吐き出すと走り回るから「え?」だった。
でもよく様子を見ていると、吐く事が怖いらしく「逃げ回る」というのが正解のような走り方・・・それに手を見ると怖くて逃げる・・・
ああ、これは吐くたびに叩かれたり蹴られてりしてたんだろうなと思い、ゲホゲホ言い出すと私の方を見るので、目を合わさないようにして知らん顔をしてやった。
そして吐いた後はマックの背中を撫で、「大丈夫か?」と声をかけるようにしてやる、そうすることで怒られないと分かったのか、その後はあまり走り回らなくなったが・・・
その後も、叩かれた時の痛みの恐怖への刷り込みは抜けることなく、思わず「うわっ」なんて言おうものなら、マックはダッシュで吐きながら逃げ回っていた。
こうやって自分が至らないことは棚に上げて、マーキングをするとか吐くとか食べ物の好き嫌いをするとかの理由で、叩いたり蹴ったりするからマックのように恐怖でおびえた子になってしまうのだ。
小さなうちだけ可愛がり、大きくなるにつれて色々な生体反応が出てくると迫害する・・・なんでそれが生理現象だと、きちんと対応していってれば出てこない症状だと、それを知ろうとしない自分が悪いと気が付かないのかなぁ・・・
甘えることを許してもらえなかったマックは、保護後もとにかくおびえて可哀想だった。
だから日常は好きにさせてやり、マーキングの時だけ叱るようにした。
でも受けた迫害から立ち直るのにはそれ以上の日数が必要だからね、自分の方から近寄ってくるのに数年・・・その後はパソコンをしていると椅子の上に飛び乗り、くっついて甘えるようになった。
保護時に2~3歳くらいかな?と思っていたけど、加齢具合を見ているともっと上のようで、亡くなった時は多分13~4歳くらい(もう少し上かも?)だったと思う。
この写真は2015年9月30日に写したもので、保護後4年目でやっとソファの上で眠れるようになった時のだ。
でも1匹飼いだったのか、他の子とはくっつくことができなかった。

そんな日々も長くはなく、口内炎になり徐々に弱りだした。
マックは薬を飲ませられない、それにウエットに薬を入れても気が付いて食べない。
偏食の子はそういうことによく気が付き、ウエットに入れて食べさすこともできなかった・・・
捕まえて直接飲ませようとしても、とにかく暴れまわって飲ませられない。
そういうときは多分恐怖だったことのフラッシュバックが起きていたのだろう、通常の暴れ方ではなかったからね・・・
そして何より驚いたのは、何とかまぐれで直接薬を飲ませられても、数分後に溶けた薬を吐き出すのだ。
これは・・・なんと3月に亡くなったみゅうと同じ・・・みゅうもせっかく飲ませても、飲んだふりしてしっかり吐き出していた。
あの子も口内炎だったのに、薬を飲ますことができなかったので進行が早かったっけ・・・
それに強制給仕をしようとしても、その暴れ方の激しさでマックには食べさせられなかった。
今まで家庭内野良でも食べさせていたのに、強制給仕ができない子は初めてで自分でも驚いた。
少し食べさすことができても、それもまた吐き出すという・・・
みゅうも同じくだったので、今までこれだけ難しい子は居なかったのに、なんで今頃2匹も続くかなぁと不思議で仕方がなかった・・・
亡くなる2か月前のマック、しんどそうだけどまだ元気だったね。

2018年10月30日午前10時半ごろ・・・やっとマックは楽になりました。
人間不信を募らせてしまった境遇にいたマック、うちに来てそれも少しは和らいだかな?
今度生まれてくるときは、猫の神様に優しい人のところへ行かせてほしいとお願いするんだよ、そう言って送ってやりました。
吐くこともマーキングも生きものの生理現象、掃除が手間だとか汚いとかいうのなら、動物と暮らす資格はない!
それを避けれる方法を知識として身につけるなり、一緒に暮らし始めてからその原因を考えるなり探るなりする・・・その努力をしないのなら、動物たちと暮らすことはしないでほしい。
マックは色々なことを教えてくれたけど、ペットブーム中の今も現状は変わらず・・・不幸な子は増え続けている。
悲しい現実はいつになったら終わるんだろう・・・
長らくブログを放置していてスミマセンでした。
昨年は次々と亡くなる子がいたので、ちょっとがっくり来てたんです。
高齢であったり病気だったりするので仕方がないことですが、続くとやはり気がしんどいですね・・・
寿命が尽きるのは仕方がないこと、分かっていても感情がついて行かない・・・私って意外と神経細いんだ、気弱なんだと思ったけど・・・それは無い!という声が聞こえそうな気がする・・・(^^;;
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青葉君が急逝しました。
アメ子ちゃんは元気になっています。
それはまた次に書きますので、もうしばらくお待ちくださいませ<(_ _)>