2004年8月27日に工事現場にいた雫の母ちゃんを避妊手術のために捕獲したら、いつもぴったりと傍から離れなかった雫が母ちゃんと一緒に捕獲されたという・・・
超ビビリンで人間大嫌いで、毛色も性格も母ちゃんそっくりな子。
その後保護したジャックと一緒に大きなケージに入れていたが・・・どっちも馴れんし~!状態で最強の野良だった・・・

母猫はリリースしたけど、生後2ヵ月半くらいの子猫はリリース出来ずで結局保護。
ケージで馴らそうとしたが馴れないので、急遽マリアちゃんと旦那にゃんに預かってもらった。
旦那にゃんに雫という素敵な名前をつけてもらったのに、少し馴れたかな?からほとんど進歩しないのはなぜ?状態。
しばらく預かってもらった後に、今度はぶりさんに依頼したが・・・結局同じだった・・・
性格的に人馴れしない子はいる、ある程度までは馴らせてもそこから先へは進まない。
それでも1匹飼いだと多少は馴れるだうろが、多頭の場合はまず無理!
というか、家庭内野良になる子は猫が好き、従って多頭になればなるほど家庭内野良の子には快適な環境ということでして・・・
雫は多分5月の中旬生まれくらいだ思うから、もうすぐ7歳になるところだった。
しかし3歳ころから酷い口内炎で、両口角から頬にかけての広い範囲が真っ赤になっていた。
綿棒を当てるだけで血が噴出すという重症の口内炎なので、レーザーで焼いたりしたもだが・・・
結局家庭内野良ゆえに薬をきちんと飲ませられないから、段々と症状が進み食べれなくなる。
ウエットよりカリカリが好きな雫は、口内炎が痛いのにカリカリばかり食べていた。
しかも大粒のニュートロのコンプリートケアが大好きという困った君なのだ。
カリッカリッといい音をさせて食べていると思ったら、傷に当たってギャッと鳴いて立ち上がって叫んでいる。
なのにしばらくするとまた食べていたという・・・
そうやってガンバって食べていたカリカリも連休に入る直前から食べれなくなり、入れ物の側を鳴きながらグルグルと回っていた。
お腹がすいて堪らない、でも食べられない・・・口内炎も酷くなるとこうなってしまう。
食べれないから体力が落ちる、体力が落ちると免疫が落ちる。
免疫不全から口内炎になるといわれているので、もう悪循環の極みだ。
しかし強烈な家庭内野良の雫、強制給仕をしようにも触らせない。
だがそのうちに体力も落ちフラフラしだしたし、足元もおぼつかなくなった。
カリカリの好きな雫だが、当初は高カロリーということでa/d缶をやっていたが嫌がる。
だったら好きなニュートロをと思い、ミルで粉末にして置いても食べない。
そうなるとやはり流動食、しかし食べさせられるか?
動きが鈍くなったといってもまだまだ危ない雫、なので捕まえてから素早く洗濯ネットに入れその上を毛布で包み、やっと流動食の強制給仕をすることができたのだ。
流動食も2~30ミリリットルを1日に2回がやっと食べれるくらいと、輸液は100~150をやはり1日に2回していた。
輸液も一度に大量に入れると、骨と皮になり体重も2キロを切っているので重くて動けなくなるから少量ずつ入れていた。
でももしこれが連休前だったら・・・2日を休んでいたので7連休、しかもその連休の始まる直前から不調って・・・まるで連休の間に世話しろよ!と言われているようだった。
動くのも大変そうだしなのでおしめをしてやり、持って帰ってきているマメサブハウスの中にベッドを入れてやると、暗くて安心なのかそこでずっと寝ていた。
口内炎の末期症状は貧血が進む、きっと雫も体がしんどかったろうと思う・・・
それなのに時々這いながら出てきてあちこちウロウロする、やはりどこかに隠れている方が安心なんだろうけど・・・

キンタもそうだったが、家庭内野良の子を抱くことが出来るのは瀕死になったときだけ・・・
動けない体なのに捕まえようとすると必死で逃げる、だからなおさら体力の消耗が激しいのだけど。
強制給仕をするのは、口内炎で痛くて食べれなくなり空腹で餓死するなんてそんな可哀想なことは出来ないから、輸液をするのは脱水するとからだがしんどいから。
結局は、痛くないように苦しくないように辛くないように・・・少しでも楽に逝けるようにと・・・

8日の朝からは、もう首を降っていたし目線も定かでなかった。
ベッドのフチを枕にして寝かせ、毛布をかけておいてやったらじっとしていた。
そして動くことなくそのままの姿で逝ったので、キンタのように苦しまなかったのが嬉しかった。
キンタにも言ったけど・・・雫にも、「今度生まれてくるときには人が大好きな甘えん坊な子で産まれてくるんだよ」と言っておいた。
でも雫のことだから「ほっといてくれ!」と言ってるかも?
捕まえようとするとヤモリのように壁を駆け上がり、そこからムササビのように空中を飛んで逃げた雫。
網で捕まえても、網の中か「なにしやがる!」と飛び掛ってきた雫。
捕まえると盛大におしっこをしてくれる雫。
それもとんでもない臆病者だから仕方がないんだけど・・・また家庭内野良でもいいからね、すぐに帰っておいで!
久しぶりにショコラ君からのお便りが届いた。
もうすぐ4歳になるショコタン、あいもかわらずのどんくささとビビリンさん振りと・・・(笑)
トレードマークは今も健在のようで、安心しました~(^^;;;
と言っても、私はほぼ寝て過ごしてしまう人間でして、毎日2匹でご飯も食わずに延々と寝ているといった始末。
(私は意思があってご飯より睡眠優先だけど、チョコは欲しいけどもらえないからふて寝してるだけかもっ。。)

でも暖かくなって、ヒーター付きベッドにも飽きたショコが私の布団に来てくれる季節なのでシアワセであります。

多分ショコももう4歳のハズです。
相変わらずどんくさくてテレビからは落ちかけたりしています(だんだん酷いかも)が、私にちょっかいかけたり、客が来ると逃げたり、母だとフツウだったり、毎日楽しく暮らしています。

という、幸せな毎日のショコタン。
超ビビリンで人馴れ度もいまいちだったのに、それがなんとまぁ・・・(笑)
ショコタンも、多分多頭の中にいると家庭内野良になっていたかも?な子で、それを溢れるほどの愛情でショコラ君に接してくださり、今では甘えん坊で可愛い子に育ててくださった里親さん。
超がつくほどのビビリな子は、どうしても逃げるので家庭内野良になる確立は高くなるけど、その逆で接し方によっては何とも言えない可愛い性格の甘えん坊さんになる。
怖がりで人馴れしにくい子を、「この子は馴れないから可愛くない!」なんて言わないで、じっくりと気長に付き合ってやると、ショコラ君のように賢くて可愛い子になるんだけどね・・・
それを中々理解してもらえないのが哀しい・・・
福島原発の避難地域の子達の件も、少しずつだが行政も動き出した。
しかし、遅すぎる!!
しかも依頼のあった子達限定ってなに?、ほかの子は見棄てるの?(怒)
弱って亡くなった子や餓死した子がどれほどいるか・・・一日でも早く、一匹でも多く助かってほしい!!
ドイツのサイトだが、福島の放射能の風による拡散を3日ごとに掲載している。
風向きによる拡散
あまり神経質になる必要は無いが、やはり小さなお子さんは甲状腺に気をつけてやりたいので、風向きが怪しい日は外に出さないようにしてやってほしい。
チェルノブイリでも大人にはほとんど影響がなかったけど、子供は甲状腺にかなりの影響が出たそうだ。
転ばぬ先の杖、未来を担う子供たちには十分気をつけてあげてほしいと思うので・・・
雫はね、本当はとっても甘えん坊でさびしがり屋だったと思うの。
いつも誰かにくっついて寝てたし、捕獲までは母ちゃんにいつもぴったりとくっついてたし。
それに名付け親のEddieちゃんのBDに逝ってるし、mayaさんに思い出の(いらんやろうけど(笑))傷をつけてるし。
忘れないでね、雫がそう逝ってる様な気がするわ。
凶暴な家庭内野良だと思っていても、裏を返せば極端な臆病者なだけ。
それを分かっていない人は多いけど・・・
人間でもそんな人がいるけど、猫だってやっぱり性格は様々だもんね。
「しじゅぅ~」と呼んだらぶっ飛んで逃げてた、楽しかったよ(笑)
思い出してもらえる雫は幸せな子ですね。
mayaさん、ありがとうね・・・
> 私の左手の人差し指に、雫に咬まれた時の痕がのこっています。
> 私の不注意でキャリーから逃がしてしまった時のものです。
>
> 見るたびにしじゅを思い出していました。
> これからは、ちょっと切ない想いでながめることになりそうです。
>
> しじゅ、あの時は怖い思いさせてごめんね。
> ゆっくりおやすみ。
私の左手の人差し指に、雫に咬まれた時の痕がのこっています。
私の不注意でキャリーから逃がしてしまった時のものです。
見るたびにしじゅを思い出していました。
これからは、ちょっと切ない想いでながめることになりそうです。
しじゅ、あの時は怖い思いさせてごめんね。
ゆっくりおやすみ。
食べれなくなって飢餓で亡くなる口内炎の外の子・・・
それを思うと、雫はまだ強制給仕で食べれただけましかも?
今回の福島の避難した街ね、沢山の猫たちが餓死してたそう・・・酷すぎる・・・
うちはキママが酷い口内炎で、デポメも2~3日で効果が切れてるわ。
前足と口の周りは真っ黒け、食べることが大好きなキママが食べれないなんて可哀想だ・・・
多分12歳になるキママ、少しでも食べれるといいけどね・・・
小さい子がもっと小さくなって・・・お嬢も穏やかな日々を送れるといいね・・・
お別れの多い年です、こちらでも。
そういう年回りなのかもしれませんが、これで雫もおなか一杯食べられますね。お嬢は痩せて1.5キロになってしまいました。ペット牛乳も滲みて痛いらしく、生肉少々だけの生活です。
でも、こうして見届けてあげられるということは、とても幸せですよね。被災され、避難されて、ペットと離ればなれになってしまった方々や取り残された犬、猫たちのことを思うといてもたってもいられません。
強制給仕を始めるにも中々始められない家庭内野良の雫・・・
なにせ捕まえるだけでストレスなので、捕まえて強制給仕をすることがいいのか悪いのか・・・
などなど、色々と悩むことの多いのが家庭内野良なんですよ・
白血病の発症のあんこも家庭内野良で、胸水がたまって動けなくなると捕まえれるけど、抜くと元気になるので間tが逃げる。
それを繰り返しているうちにストレスがMAXになって、胸水を抜くために麻酔をかけたら弱っていたのかそのまま。
だから家庭内野良の子はなにをしてやったらいいのか悩むの。
でもさすがにヨロヨロしだすとほっとけなくて、捕まえて強制給仕を始めたけど・・・
口内炎の痛みで食べれなくなると餓死する、それだけはあまりにも可哀想でできないから、嫌がっても捕まえて強制給仕をするしかないでしょうね・・・
災害用に6人用のテントを買ってるし、車の中にも2人用のテントを入れてます。
阪神大震災経験者なので避難所がどんなところか知ってるから、保険だと思ってテントを買ったんですよ。
今はコンパクトだし安いしね、一つ持っとけば安心では?
車に猫とケージなどを押し込んで、何度か往復できるのならグッズをたくさん持っていきテントを張りますよ。
その方が気が楽なので・・・
今までも政府なんて余り当てにできなかったのに、今のアホ管の酷さは群を抜いてますね。
益々災害グッズの常備をお勧めしますわ~!!
> 食べられない子を看病するのは辛いですね。
> 何とかしてやりたいのに
> たいしたことは出来ず、
> だんだんやせ細っていく・・・
> しずくちゃん、つらかったね。
> PEPEさんの子で幸せだったの、わかってるかな?
> 自分の住んでるところが福島だったら・・・
> 強引に誰かにうちの子を一時預かりしてもらうか、
> 放射能覚悟でとどまるか・・・
> 行政の対応なんて当てに出来ないから
> そうしたいです。
> PEPEさんならどうします・・・
食べられない子を看病するのは辛いですね。
何とかしてやりたいのに
たいしたことは出来ず、
だんだんやせ細っていく・・・
しずくちゃん、つらかったね。
PEPEさんの子で幸せだったの、わかってるかな?
自分の住んでるところが福島だったら・・・
強引に誰かにうちの子を一時預かりしてもらうか、
放射能覚悟でとどまるか・・・
行政の対応なんて当てに出来ないから
そうしたいです。
PEPEさんならどうします・・・
触れない子ばかりが不調だったので、毎日が捕り物で大騒動です。
触れる子の口を開けて薬を飲ませられる・・・ううっ!なんて楽なんだい!と、その差をいっぱい感じさせてくれました。
でもキンタも雫も逝ってしまうと、なんか捕り物が無いのが哀しい・・・
夏などクーラーが入っていても汗をかいて、フーフー言いながら追いかけてたのに、子の夏はそれも無いのか・・・
などなど、慌しく続いて逝ってしまったので、今は何か気が抜けてます。
しかし後ろを見るとまだまだ気をつけない子がいっぱい!
そんな悠長なことは言っておれないようで・・・がんばります!!
お気遣いいただきましてありがとうございました。
雫はEddieちゃんの家にいたときが一番楽しかったのでしょう。
だって、名付け親のEddieちゃんのお誕生日に逝くなんて・・・きっとありがとうと言ってるんだと思うわ。
強烈な家庭内野良だったのは、雫は半端じゃない臆病者だからなのよ。
輸液中は顔は毛布で包んでるんだけど、ず~~~と小刻みに震えているの。
変わったことをされるのが余程怖かったのでしょう、でも仕方ないしね。
本当は自由気ままに生きたほうが長生きしたかもしれない、嫌な家の中の生活なので免疫が狂い口内炎になったのかもしれない。
今よりも短い一生でいいから、もっと自由に生きたかった・・・雫はそんな子なのかもしれないわ。
人も猫も様々な生き様があるけど、今生ではこの生きかたしか出来なかったのなら、来世ではもっと自由に好きなように生きて欲しいと思ってるわ。
雫のことありがとうね、Eddieちゃん・・・
触れない子が病気になるのは辛いです。
晩年pepeさんにこんなに可愛がっていただいて、
怖がりの雫ちゃんも良かったと思います。
よく雫ちゃんが「ぎゃっと痛がりながらもご丁寧にドライを噛み砕いて食べる」と仰っていましたが、
ミキサーでも駄目になってしまって、
お外暮らしだったら、もっと悲惨な最期だったと思います。
猫の介護が続いていますが、ご自愛ください。
辛い記事はタイトルのみ確認し、あえて開かないようにしていたのですが・・・
今年は別れの多い年ですね、雫はまだ若いのになんとも寂しいばかりです。
うちで保護していた頃のこと、まだ最近のことのように思い出します。
なんとかしてお父さんっ子にしようとしたのに警戒して全く人馴れせず、
我が家の黒猫同士でつるんではいるものの、ひとりになると何故か
悪戯が止まらず。当時は世話している子も多く、少数飼い向きだった
雫さんのとる危険な行動に冷や冷やさせられたのも今ではいい思い出です。
その後私は御存知のように娘ふたり以外に猫のいない生活となっていまして
若干余裕を持て余しているというか。ふと今なら雫の世話をしてあげられたかも
知れないなと思ったりしていたものですが、人間の都合というものですので。
最期をpepeさんに看取っていただけて本当に幸せだったと思います。
私のB.Dを命日にするなんて、いかにもあの子らしいというか。。。
しずちゃんお疲れさま、そしてありがとうございました。